カテゴリ: 日本からの出走馬

 昨年もドバイに遠征しUAEダービー(10着)に出走したケイアイレオーネ(牡4・西浦)ですが、今年もドバイに遠征予定。出走レースは、オールウェザー1600mで行われるゴドルフィンマイル(GII)を予定しています。

 ケイアイレオーネは、ドバイワールドカップに出走予定のホッコータルマエと同じ幸騎手&西浦師のコンビ。海外初遠征のホッコータルマエにとっても心強いパートナーとなりそうです。


 明けて4歳を向かえたケイアイレオーネは、ここまで地方交流重賞とJRA重賞をそれぞれ1勝しており、さらに3歳春には、前述のとおりドバイで行われたUAEダービーに出走しています。また、当初は先行脚質で勝ち上がってきましたが、シリウスS(GIII)では直線一気の追い込みで優勝。脚質自在で経験値の高い馬です。

 いくつかレースを振り返ってみましょう。

 2012年11月に園田競馬場で行われた交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ(交流GII)。ほかのJRA所属馬と差のない3番人気だったケイアイレオーネですが、向こう正面で早々先頭に立つと、そこからは後ろの馬に影さえ踏ませず2着に5馬身差を付けて優勝しました。2歳秋の段階で高いダート適性を見せます。



 3歳春に果敢に挑戦したドバイ・UAEダービー(GII)では、スタート後手を踏み、道中も最後方をおっつけ気味に進む苦しい展開。直線で2頭を交わしますが、結局10着に敗れてしまいました。



 日本に帰ってきてからは、3歳限定のダート重賞で3回連続の3着と好走。そして、シリウスS(GIII)で古馬と初対決を向かえます。5番人気と中穴程度の評価だったケイアイレオーネは、これまでの先行策とは違い、後方待機策を選択。3、4コーナーから徐々に進出し、直線では大外に持ち出し鋭い脚を繰り出します。先に抜け出していたハートビートソング、そしてナイスミーチューを僅かに捕らえたところがゴール。見事に古馬を退けて重賞2勝目をあげました。



 明け4歳馬ながら、これまで多くの経験を積んできているケイアイレオーネの2度目のドバイ遠征に大注目です。




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 昨年の3歳牝馬戦線を盛り上げたデニムアンドルビー(牝4・角居)。ジャパンカップ(GI)では、ジェンティルドンナとハナ差の接線を演じました。

 今年2014年、同馬はぶっつけでドバイの国際競走に挑戦する予定となっています。参戦するレースは、ドバイワールドカップ(GI・AW2000m)、ドバイシーマクラシック(GI・芝2410m)、ドバイデューティフリー(GI・芝1800m)の何れか。現在は、福島県ノーザンファーム天栄で調整中で、角居師は「「2月初めぐらいにトレセンに戻す予定。(日本では使わず)ドバイに直行するつもりです」と述べています。


 デニムアンドルビーは、残念ながら2013年はGIタイトルに手が届きませんでした。

 3歳の2月と、他の馬と比べてやや遅いデビューとなったデニムアンドルビー。父ディープインパクトに母の父キングカメハメハ、近親にトゥザヴィクトリーがいるという血統的背景も含めて、新馬戦から人気を集めますが、結果は惜しい2着。2戦目も2着に惜敗してしまい、初勝利は3戦目の未勝利戦となります。

 ただ、未勝利勝ちの内容が評価され、次走のオークストライアル・フローラS(GII)では、1勝馬ながら1番人気の支持を集めます。レースは、1000m通過が63秒1という超スローペースで進み、最後方からのレースとなったデニムアンドルビーにとっては非常に厳しい展開となりましたが、3コーナーから早めに仕掛けて、直線入口では先団に取り付きます。並みの馬ならば本来直線の脚は鈍るところですが、デニムアンドルビーの脚色は衰えず、きっちりと突き抜けて優勝。1番人気に応えるとともに、オークスの有力候補となりました。



 向かえたオークス(GI)。桜花賞組に距離不安が囁かれた影響か、ここでもデニムアンドルビーは1番人気に支持されます。レースは、スタートはうまく出ますが行き脚がつかず、最後方からの追走となります。平均ペースで進む中、前走の早めの仕掛けとは違い、デニムアンドルビーの内田騎手は直線勝負に賭けます。しかし、先に抜け出したメイショウマンボとエバーブロッサムを捕らえることができず、最後は脚色も一緒になり3着。スタート後の行き脚がついていれば、もう少しスムーズにレースが進めていたかもしれません。そして、このスタートでの問題が、秋のGI戦線でも同馬に付き纏うことになります。



 秋初戦はローズS(GII)は降り続く雨のせいで重馬場での発走。3歳牝馬には厳しい条件となります。このレースでも、デニムアンドルビーはスタート後の行き脚がつかず最後方からの追走。しかし、3角~直線まで長く脚を使い、重馬場を物ともせずに優勝します。



 そして、3歳牝馬最後の1冠である秋華賞(GI)。デニムアンドルビーは、ここでも1番人気の支持を集めます。しかし、この日も行き脚つかずで後方からの追走。京都内回りを意識してか、内田騎手は早めの進出で勝負に出ますが、最後は脚が上がり4着。デビュー以来、初めて馬券圏内を逃す結果となってしまいました。



 続くエリザベス女王杯(GI)。この日は、スタート直後に無理をして巻き返すのではなく、馬のリズムを大切にした作戦で挑みますが、直線いい脚で伸びてくるも届かずの5着。

 力はある。それは誰しもが認めているのですが、スムーズな競馬ができないためGIに手が届かない。デニムアンドルビーがここまでに挑戦した3つのGI(オークス、秋華賞、エリザベス女王杯)は、メイショウマンボが優勝していますが、VTRを振り返るとメイショウマンボはどのレースでもスムーズな競馬をしているのがわかります。様々なコース、条件で行われるGIレース。器用さというのもタイトルを獲るために必要な大きな能力の一つなのかもしれません。

 是が非でも欲しいGIタイトル。2013年、デニムアンドルビーにとっての最後のレースは、中1週の強行軍で挑むジャパンカップ(GI)になりました。1番人気は2012年の年度代表馬ジェンティルドンナ。鞍上が浜中騎手に替わったデニムアンドルビーは7番人気となります。

 問題のスタートですが...、今回はうまくいきます。発馬、そして二の脚も付いて難なく中団に位置取り。スローペースでレースが進む中、じっくりと脚を溜めます。そして最後の直線、外めから浜中騎手のムチに応えて伸びるデニムアンドルビー。途中少し狭くなる場面もありましたが、3歳牝馬とは思えぬ勝負根性で馬群を割り、先に抜け出していたジェンティルドンナに迫ります。そして並んでゴール。結果は...

 残念ながらハナ差でジェンティルドンナが優勝。しかし、デニムアンドルビーも3歳牝馬ながら最強牝馬にハナ差の2着となり、ファンにその力を再認識させる結果となったのでした。




 2014年、ドバイに挑戦するデニムアンドルビー。スムーズなレースができれば、世界の強豪相手でも必ず好勝負をしてくれることでしょう。非常に楽しみです。



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 昨年12月29日に大井競馬場で行われた、年末の恒例イベント・東京大賞典(交流GI・ダ2000m)は、1番人気に押されたホッコータルマエ(牡4・西浦)が優勝。

 レース後、幸騎手や西浦調教師から、2014年のドバイワールドカップ参戦が表明されました。また、11月27日に亡くなった矢部幸一オーナーの代理として表彰式に出席した孫の渡辺弘明さんは「祖父は4月頃から『タルマエは日本一の馬。ドバイに行くぞ。』と言い続けていました。今日は4角を回って勝利を確信。祖母のスエが馬主資格を申請中ですが、ドバイに行けるなら僕も行きたいですね」と述べています。


 それでは、東京大賞典のレースを振り返ってみましょう。



 プロディージュが取り消して9頭立てという寂しい頭数になりましたが、前年の覇者ローマンレジェンド、同3着のワンダーアキュート、2013年の地方交流GIを3勝しているホッコータルマエ、そして2012年JCダートの勝ち馬ニホンピロアワーズと、JRA所属のダート強豪馬が多く出走してきました。

 人気はホッコータルマエが、前走JCダート3着ながらも同年の交流GIでの実績が評価され、1倍台の1番人気。2番人気には、前走JCダート2着のワンダーアキュート。差のない3番人気に、休み明けを叩かれて状態の上がってきていたニホンピロアワーズ。前年の勝ち馬ローマンレジェンドは4番人気でした。

 レースは、まずスタートでアクシデントが発生。4番人気のローマンレジェンドが、発馬機内で暴れて一旦外に出ます。後方で係員がチェックをして、再度ゲートインしますが、駐立が悪く出遅れてしまいます。また、この暴れた際に後肢に外傷を負っていたようで、ローマンレジェンドは先頭争いにまったく関われず、結局6着に敗れてしました。レース後、特にネット上では、係員の判断に対して、多くの疑問の声が寄せられる結果となりました。

 レース回顧に戻ります。ハナを切ったのは、3歳馬のサトノプリンシパル。小気味よい逃げで、向こう正面では後続との差を広げます。2番手にはワンダーアキュート、3番手にニホンピロアワーズ、4番手にホッコータルマエ。それぞれ1~2馬身の間隔で追走します。

 3角手前でレースが動き出します。ホッコータルマエが外から捲り気味に進出し、ニホンピロアワーズもこれに呼応します。さらに2番手のワンダーアキュートも含めて、3頭が並ぶカタチで、前を行くサトノプリンシパルを一気に交わして直線へ。

 内からコーナーワークを生かしてワンダーアキュートが一旦先頭。しかし、外のホッコータルマエが襲い掛かり、残り200mで馬体を併せます。間のニホンピロアワーズも抵抗しますが、伸びが悪く3番手に後退。残り100m。幸騎手の左ムチに答えてホッコータルマエが伸びます。内のワンダーアキュートに最後は1馬身1/2差をつけたところがゴール。完勝といえる内容で、見事に東京大賞典を制しました。

 これでホッコータルマエはGI4勝目。なお、4勝はすべて地方交流GIレース(かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典)です。レース後には、上記したとおり、西浦調教師が2014年のドバイワールドカップ挑戦を宣言。1月の川崎記念、そして2月のフェブラリーSという臨戦過程でドバイに向かう予定です。


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